歯槽膿漏が原因となってかかってしまう病気とその症状

佐倉市の歯医者、すが歯科クリニックです。歯槽膿漏が悪化してくると様々な病気が起こるのをご存知でしょうか。中には心臓などの臓器に異常が起こることがあるので実は常に注意を払う必要があります。お口の病気と全身の病気には実は密接な関係があり、治療を怠っていると全身にいろいろな症状がでてくることがあるのです。特に注意が必要なのは心臓弁膜症や感染性心内膜炎で、実は歯周病と全身疾患を考える上で欠かすことが出来ない疾患なのです。一度佐倉市の皆さんにご紹介いたします。

歯周病の原因になる細菌が全身の血液系に入ったり、お口の中の細菌が血管の中で入るのが菌血症です。この菌血症の状態から回復すると問題はないのですが、やがて細菌が体内に入ることで感染性心内膜炎という細菌が原因の炎症が起こってしまうことがあるのです。心臓の内側の血液に触れる血管内皮という部分に細菌が住み着いてしまい、心臓の内側で炎症が起こってしまうことがあります。この心内膜炎は非常に厄介な疾患で、発熱や全身の倦怠感などのトラブルを引き起こしてしまいます。細菌性の心内膜炎は抗生物質の投与で治療ができるので、症状が出てきた時には内科で治療を行います。症状が重い場合にはすぐに治療を受ける必要があるので、歯周病には十分に注意しましょう。

細菌性心内膜炎が悪化するとやがて心臓弁膜症を引き起こしてしまいます。心臓に大きな負担をかけてしまうので、必ず注意するように心がけましょう。佐倉市にお住いの方の中には歯医者に長らく通院していない方がいるかもしれません。一度しっかりと治療を受け、体調を完全に回復させるように心がけましょう。